弁天池の調査
平成17年9月4日実施


鷲林寺境内にある弁天池には、ひとつの伝説があります。
戦国時代、織田信長に逆らった伊丹城主・荒木村重を討つため、信長軍は兵を構え摂津を攻めました。その頃、兵火から逃れるため鷲林寺に姫が逃げてきました。ところが、兵火は鷲林寺までに及び、堂塔には火が放たれました。姫は自分の操を守るため、自らの命を絶つために弁天池に身を投じたといいます。
その後、姫の怨念が続き、悪いことばかりが続き、この怨念を沈めるために梵鐘を池に沈めたと言われています。
この伝説が本当なのかどうかを調査するため、魚群探知機を使って調べてみました。この機械は、檀家さんが勤める会社『フルノ電機』のご協力によるものであります。また、この魚群探知機は、先般亡くなられた当寺の檀家さんF氏の発明によるものであります。


鷲林寺にある弁天池。
何故かわからないが、
1ヵ所に石が積み上げてある。
古来よりこの場所に梵鐘が
埋まっていると伝えている。
子供用のプールを利用しての調査。
魚群探知機のモニターをセットする。
石を積み上げた近辺、
地下3メートル弱の地点が黄色くなっている。
これは何かが埋まっていると
機械が知らせている証拠である。
梵鐘なのか、石なのか・・・
それは確定できないということである。
しかし、何かが沈んでいるということが
わかっただけでも進歩である。


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